身近にある不思議な話 〜先人達の知恵〜



清潔という名の殺しの科学

 

手を薬用石けんで洗うと、手はきれいになるのでしょうか?
手についている菌を殺すほどの殺傷能力を持った化学物質を手につけるのですから、これほど汚い手はないでしょう。
どんなに綺麗に殺菌して清潔にしたところで、大気中には無数の菌が漂っているわけですから、ひと呼吸で大量の菌を吸い込むことは、洗わなかった手を10回舐めるのと同じくらいの菌を体内に取り込むのと同じことです。
ですから、薬用石けんで手を洗ったからと安心するのはお門違いです。

よく「致死量」とか「このくらいの量なら問題ありません」という言葉を聞きます。
しかしそれは1回口にする時だけの話であり、それを毎日とりつづけて長年蓄積されていくことを考えれば、人体に対して毒物であることには変わりありません。
どんなに微量であっても毒物は毒物です。

また、家ダニを退治しようと化学薬品を使います。
ダニはアトピーや喘息の原因と言われていますが、昔はどうでしょう。
ダニは何億年も私達と一緒に生活してきました。
掃除機が普及される以前の方が確実にダニは多く存在したのに、今ほどアトピーや喘息に苦しむ人は少なかったように思います。
逆にダニの死がいや、殺虫スプレーなどの細かい薬品の粒子の方が、よっぽどアトピーや喘息の原因になりかねません。

本来私たちの体には防衛本能が備わっています。
それらが化学物質に過剰に反応して、より症状を悪化させているです。

もう一度自然界をよく見て下さい。
そして早く気付いてください。

殺傷能力を持った化学物質は、私達人間に良いはずがありません。
もし家の中にダニをいなくしたいのならば、ダニがこの家に住めない状態にすることの方が大切です。
決して殺すのではなく、ダニがこの家を嫌いになればいいのです。
そのひとつの方法として、ダニはミョウガの匂いが嫌いだそうです。
ですから、ミョウガの葉や茎を潰し、その液を水でうすめて部屋にスプレーするだけでダニの数がぐっと減ります。
殺すのではなく、もっと安全な方法で解決して下さい。

ともあれ、化学物質のとりすぎは最悪です。
食品の中に含まれている状態でもたくさんとっているわけですから、それ以上故意に手や顔に塗ってまで取り込むことはやめましょう。
なによりも大切なことは「清潔」という学問ではなく、「安心」という実態を築きあげることです。

清潔重視であるはずのホテルやレストランの方が食中毒を起すのはなぜでしょう。
一方、あまり清潔的とは言えないない一般家庭では食中毒を起こすことはほとんどありません。それは何故でしょうか?
一般家庭のまな板は一般細菌のバリアに守られ、サルモネラ菌のような食中毒菌が繁殖しにくいのです。
また、一般細菌では食中毒は起こりません。

 

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